第4回隠れ家読書会で紹介・朗読された本(その2)
- 2019/07/17
- 19:00
オススメの本を紹介し合ったのですが、紹介の中で、本の文章をそのまま朗読する箇所を入れていただきました。
昨日に引き続き、今日も2冊ご紹介。
雑味なく味わっていただきたいので(笑)、わたしの感想はなし(後日)(たぶんw)で。
◆

女の子よ銃を取れ 雨宮まみ
この上限も下限も決められた状況で、心から素直に、身の程をわきまえて、欲望で発狂しない程度に、そしてやる気をすべてなくしてしまわない程度に「綺麗になりたい」なんて思える女が、いったいどれだけいるのでしょうか。
こんな息苦しい、飼いならされた「綺麗になりたい」という「欲望」が、本当の女の「欲望」だとは、私は思いません。こんなふうに、誰が望んでいるのかすら定かではないもののために姿形を変えるのが、女の本分だとも思いたくない。
こんな見えない上限や下限を、女の欲望を急き立て、制限する壁のようななにかを、マシンガンでぶっ壊せたら、爽快だろうと思いませんか。
私は思います。日夜想像します。人の視線や、世間の常識や、善悪の基準すら関係のない自由な世界で、どんなものにもとらわれず、好きな装いをし、気持ち良く深い呼吸をしている自分を。
そんな自分は、どんなに美しいだろうかと思います。
◆

物陰に足拍子 内田春菊
※漫画です。改行などこちらで行なっています。
心がけがしたときも
血が出るといい
そしたら
もしかしたらあたしにも
手をさしのべてくれる人が
いるかもしんない
でも
嘘つきな手はいやだし
べたつく手もいやだ
やっぱり自分でなんとか
するしかないもんね
へんなのが
寄ってくるよりは
ひとりがいい
でも
気づいたらそのへんなのが
隣に寝ているのは何故なの
◆
当日発表していただいた順番でアップしているのですが、図らずも今日のご紹介本は「女性」という共通項あり。
思えば、昨日も共通項ありましたね~。「いのち」
・その1は、森達也著『いのちの食べかた』 と 宮川さとし著『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』
◆
明日も19時にお目にかかりましょう(^^)/
★体も心も整えよう 隠れ家SPACE
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