FC2ブログ

記事一覧

9月読書会課題本・ヘルマン・ヘッセ著『デミアン』

彩ふ読書会←https://iro-doku.com/課題本に参加しました。

今回の課題本は、ヘルマン・ヘッセ著『デミアン』。

始まる前の雑談で、難しいとおっしゃっていた方も多かったです。(わたしも)

決して難解な物語というわけではないのですが、物語の時代背景、当時の世間一般の宗教観、ヘッセ自身の生育環境の知識があればあるほど深く読み込める作品であることは確かでしょう。

といいつつ、いざ始まると、いろいろな感想・意見が出てきて、あっという間の80分でした。

デミアンって本当にいたのかな?主人公のもう一人の姿?という意見には、なるほどという声も複数あがり、そういう見方で読み返してみるのも面白そうです。




「新潮文庫」「岩波文庫」「光文社古典新訳文庫」と複数文庫から出版されているということを読書会の日に始めて知りました。

2社を読み比べた方もいらっしゃって、訳の違いも話題になりました。



デミアン


それに関連して・・・・・・

私は新潮で読んだのですが、お隣の方の光文社版を読ませていただき、疑問点が腑に落ちるという体験をしました。


「いやきみ、感傷的にとっちゃいけない。そりゃ、生きている人間に向かって射撃を命令するのは、実際ぼくにだっておもしろいことじゃないだろう。だが、そりゃ枝葉なことだろう。(以下略)」



8章の『終わりの始まり』のデミアンのセリフです。

もちろん、作者自身と物語の登場人物を同化させるつもりはありませんが、〈1914年から1918年までの間に、2ダースもの戦争を批判する文章をドイツ語の新聞に発表した〉ヘッセが、
  【参考 「ヘルマンヘッセ財団」伝記・政治ページ
デミアンに「生きている人間に向かって射撃を命令することを枝葉なこと」と言わせたことに違和感をもっていたのですが、〈デミアンが書かれた頃の世間一般の戦争に対する「陶酔感」〉が丁寧に説明されていた光文社の解説を読んで理解できました。

解説のボリュームが3文庫ではかなり違っていて、自分にとって難解そうな本のときには解説の分かりやすさを参考にするのもよいなと、今回発見です!


**


「思春期の色々なことに悩んでいた頃のことをふり返るきっかけになった」と話されている参加者さんがいらっしゃいましたが、私もそう感じました。

 まだ、十一歳にもならない子どもがそんなふうに感じることができる、などと信じない人が少なくないことを、私は承知している。そういう人に私の身の上のことを話しているのではない。もっと人間をよく知っている人に話しているのだ。自分の感情の一部を思想に変えることを学んだおとなは、子どもにはこの思想が欠けていると思い、子どもには体験などもないと考える。私はしかし一生のあいだあの当時ほど深く体験し悩んだことはごくまれにしかない。



子どもの頃に感じたこと、悩んだあれやこれやの日々を忘れたくないと思っています。そういう日々があったからこそ〈いまの幸せ〉がある(^-^)v













では、
yoga ヨガ
 明日も好い加減で(^^)♪









スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

akemi

Author:akemi
いきいきとした人生を送るうえで
体と心のメンテナスはかかせません。

体と心が整うと、エネルギーが満ちてきます。
あなたが元気になるだけでなく周りの人も元気になれます。

体と心を整えるお手伝いを
マットピラティス他を通じておこなっている
1968年生まれ、大阪在住akemiが
日々感じたことを綴っております。

今日も明日も好い加減で(^^)♪